活動における重点テーマや目標
日本には暮らしに結びついた美しい生活道具があります。陶磁器、木工、金工、染織など工芸品を作る人、それらを使う人を結び、環を生み出し、そのことから心豊かに進化した生活文化、芸術を育みたいと願います。
活動の概要
「工房からの風」は全国から選ばれた新進工芸作家50名による野外クラフト展です。出展決定から展覧会までの約半年に作家同士の交流の場を創り、作品を高め、展示展開を豊かなものに進化させます。しかし2020年は出展作家を決定していながら、通常開催が不可能となりました。継続してきた活動をつなぐためにも規模を小さくして「工房からのそよ風」として開催を実行しました。首都圏在住の15名の作家による作品販売と制作工程の公開を、予約制で1000名様限定で実行しました。出展が叶わなかった作家たちともzoomミーテイングを行い、youtubeチャンネルを開設したりと、最善を尽くして活動を未来へとつなぎました。
活動の特色
・工芸作家を発掘支援する直営ギャラリーを1988年より現在に至るまで運営しており今展の活動基盤としている。
・会場となる「ニッケ鎮守の杜」は、弊社敷地内に昭和初期からある神宮社を囲む緑の空間で、今展の活動とリンクして自然循環型の庭園造りを行っている。地域のボランティアを募り、庭造りと「工房からの風」スタッフとして参加いただいている。
・次世代にむけて子ども向けのワークショップにも力を入れている。
・生活工芸の範疇にとどまらず、文化芸術教養を高め刺激し合えるフィールドつくりに企画を進化させている。
・次代への模索として哲学の要素を取り入れトークイベントも行う。
