活動における重点テーマや目標
写真家・石川直樹の壮大な視線からこの世界と私たちがどこにいるのかを見つめてみたい。
活動の概要
世界各地を旅しながら、人類学や民俗学の視点を取り入れた写真世界を展開してきた石川直樹。石川が見つめてきた、雪肌の山々や緑あふれる自然、太古の壁画、異形の神々と、それらとともに綴られる言葉。そこには、これまでの日常から解き放たれ、初めて訪れる異国で出会うような発見がある。石川の記憶に追随し、旅するように石川の写真を見ることで、新しい国境のない地球の姿が浮かび上がる。コロナ禍で地球は繋がっているということを実感した社会。今こそ地球視座をもつ心と、グローバルに連帯して社会的課題に向き合っていく思考が重要となると考え、着目する。
活動の特色
コロナウイルス感染拡大防止による社会の状況変化に伴い、展示内容は今後検討する。石川の遠征が叶わない場合は、石川自身の部屋を遮光シートなどで真っ暗にして室内を「カメラオブスキュラ」にした新作『暗い部屋にて』(仮)を展示することを予定。
