活動における重点テーマや目標
国際的な日本の芸術文化の普及、振興へ貢献
活動の概要
明治期に海外に流出した日本美術品のうち質量ともに最大級の所蔵品を保持するボストン美術館の日本美術品の全貌について、日米の共同チームによる悉皆調査の内容に基づき明らかにする。
活動の特色
1990年に当財団の選考委員(当時)からの提案で、約15年に亘り仏画・垂迹画、仏像・神像、仏具、袈裟・横被、面、水墨画、初期および江戸狩野派琳派、土佐・住吉・復古大和絵、肉筆浮世絵、曾我蕭白・伊藤若冲、近代、円山四条派絵画、南画・雑、絵巻物等の調査を実施。現在では著名になった海外の研究者も調査に参加しており日本と海外の研究者による共同調査の先駆的な役割も果たした。このため、ボストン美術館によると同館の所蔵品は在外の日本美術品の作品名の基準となることも多いとの由。四半世紀近い歳月を経て当時の調査メンバーによる調査成果の評価等と併せ新たな調査メンバーによる追加調査の内容を収載し書籍として刊行。
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・・・企業メセナ協議会会員
